あおばな in Lway 24年度 6月のワークショップ

あおばな in Lway  24年度 6月のワークショップ

ゲスト:宮下宗一郎 青森県知事

テーマ:こどもと政治 〜政治って何? 知事って何しているの?〜

日時:2024年6月29日 13:00〜14:00

場所:YSアリーナ 大会議室

Lwayワークショップ✖️あおばなを開催し
本当に宮下知事がいらっしゃいました!

予定より20分早く始まり
予定より20分遅く終わり
当初は1時間の予定でしたが
知事も気合が入ったのか?
予定より多くの時間を共有してくれました。
あまりに充実した時間ですべてを紹介するのは難しいですが、私なりにまとめてみます。

このあおばなの採用倍率は約3倍らしく
Lwayは県庁の職員選考の段階では落選だったらしいです。
でも知事が「小学生から高校生まで一堂に会するなんておもしろいじゃないか」
ということで採用となったらしいです。嬉しい。

まずは知事の経歴の紹介から始まり
政治とは?を軽く説明して頂き
ワークショップの名にふさわしく3つのグループワークを行いました。
1つ目は「6と9」
一方から見ると「6」に見える、もう一方から見ると「9」に見える
6に見える人と9に見える人、どちらも納得してもらうにはどうしたらいいか?

2つ目は「予算内で何を建てる?」
病院、図書館、公民館、コストコ、アウトレット、遊園地、劇場、映画館、スケートリンク、野球場、国立大学
どんな優先順位で建てるのか。みんなで話し合おう。

3つ目は「ボール手渡しゲーム」
隣の人に渡すのは禁止という以外、ルールは自由。
速く全員がボールに触るにはどうしたらいいか。

この3つのゲームを通して
生徒たちは政治とは何なのかを少しではありますが感じることができたと思います。
1つ目のゲームでは見方によって全く違う見え方をする物事にどう取り組むのか。
2つ目では話し合いの過程で自然とリーダーが生まれ、同時に傍観者も生まれる。傍観している間に物事はどんどん決まっていく。
3つ目では一人一人に当事者意識が生まれることで物事がスムーズになる。当事者意識を高める1つの手段が対話である。
政治に関わらず、世の中には答えが1つではない、そもそもないことが多いということを伝えてくださいました。

冒頭で知事は政治とは
「希少価値の権威的配分であり、納得解を出すことを目指す」と説明し
この難しい言葉をゲームを通して生徒たちが学べるように努めてらっしゃいました。

予定では生徒・保護者の質問に答えながら対話するという形式でした。
人数が多く、授業形式にはなりましたが、本当に生徒全員が発言する機会がありましたし、グループワークも全員参加でした。
発言した人に対して絶対拍手。発言すること自体がすばらしいということですね。

私は当初「どうすれば投票率が上がるのか?」という質問を用意していましたが
答えは明確。全員の当事者意識が上がればいい。知事はそのために尽力されているのだなと感じました。
みんなの政治や自分が住む場所への当事者意識が上げれば、自ずと良くなっていくとお考えなのだろう思いました。

これ以外にも
・高校受験までは努力しなくても通じたけど、大学受験、就職試験はそれぞれ1日9時間、16時間は勉強した。でもみんなはコツコツやるんだ。
・いろんな要望が来るけど、自分でやってみようと思ってみてほしい。
・苦しいことこそ楽しもうとしている。
など、多くの言葉が心に響いたのではないでしょうか。

最後に
6月29日はちょうど知事に就任して1年&今日のお礼ということで
生徒から花束を贈呈しました。その様子が今日のデーリー東北に掲載されています。(記事を添付しておきます)

Lwayワークショップ(あおばな)の様子です。

あおばな、想像以上でした。
デーリー東北の記者の方があおばなを何度か取材しているようで
今日の形式は初めて見たし、面白かったと仰っていました。
知事自らがあそこまで準備して頂いて
知事の人柄が見えましたし
政治の良い部分に触れられて大変満足でした。

してもらうのではなく、自分には何ができるのか
参加した皆さんがこういうマインドを持てたような気がします。

宮下知事、本当にありがとうございました!